万葉集まんようしゅう(まんようしゅう)難訓歌なんくんか(なんくんか)明快めいかい(めいかい)(と)く!

            バージョン:
                  朝倉 慎一



 公式サイト(https://manyo-meikai.github.io/


総目次

まえがき
各歌の問題点と、解決案の概要
額田王の莫囂圓隣歌の試訓と意訳の提案  (巻一・ 九)
中大兄の大和三山の歌の別解釈の提案   (巻一・十三)
額田王と井戸王の三輪山の歌の別解釈の提案(巻一・十七)
高市皇子の三諸の歌の試訓と意訳の提案 (巻二・一五六)
持統天皇の燃火と向南山の歌の試訓と意訳の提案(一六〇)
参考文献
あとがき
著者略歴
奥付



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まえがき

 二〇二五(令和七)年 現在、万葉集には、未解決の難訓歌や、
解釈の定まらない歌が、いくつか残されています。本稿は、
千三百年以上も未解決だった謎の、『明快』な解決案を示します。

 従来の曖昧な大意の解釈とは異なり、
本稿は、『辞書を基盤』にして『客観性』を確保しており、
『簡潔』なのに『具体的』で、『明確』かつ『詳細』、
『歴史と符合』するので、『説得力』のある解釈になっています。

 各稿の詳細は、独立した論文形式になっています。
本邦初」の『明快』な『謎解き』を、お楽しみください。




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各歌の問題点と、解決案の概要

目次

額田王の莫囂圓隣歌    (巻一・九)
中大兄の大和三山の歌   (巻一・十三~十五)
額田王と井戸王の三輪山の歌(巻一・十七~十九)
高市皇子の三諸の歌    (巻二・一五六)
持統天皇の燃火と向南山の歌(巻二・一六〇、一六一)


額田王ぬかたのおほきみ(ぬかたのおほきみ)莫囂圓隣歌ばくごうえんりんか(ばくごうえんりんか)(巻一・九)

問題:最初の二句『莫囂圓隣之 大相七兄爪湯氣』が難訓で、
諸説があり混乱しています。当然、詳細な意訳はありません。

解決:鍵となる『表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)』を提案します。
試訓と、「明確に意味が通る」、全文の意訳を提示します。
義訓(漢字の読みを無視して、意味で訓を付ける)は、
していません。
題詞に沿う、温泉の『湯気ゆげ(ゆげ)の文脈』で、
有間ありまの(ありまの)皇子みこ(みこ)(な)面影おもかげ(おもかげ)を、湯気にうつ(うつ)して、昇天を想う歌」
であることが判明します。


中大兄なかのおほえ(なかのおほえ)大和やまと(やまと)三山さんざん(さんざん)の歌(巻一・十三~十五)

問題:三山を男女の色恋にたと(たと)え、その性別論争が続いています。
また、第二反歌はんか(はんか)には『反歌に似ず』(似つかわしくない)の
注釈があり、長歌ちょうか(ちょうか)や第一反歌とは無関係だと思われています。
反歌はんか(はんか)とは、長歌の意を反復、補足、または要約する歌です。

解決:『高山』に『かぐやま』の訓が付けられたこと自体が、
「そもそもの間違い」だとし、素直に『たかやま』と読みます。
そこから「全て」が導き出され、性別と注釈の問題を解決し、
「全てに『整合性』が有る結論」を得ます。
 長年にわたり、三山の性別論争が続いてきたが、もしも本稿が
妥当ならば、この論争に「終止符」を打つことになるでしょう。


額田王ぬかたのおほきみ(ぬかたのおほきみ)井戸王ゐのへのおほきみ(ゐのへのおほきみ)三輪みわ(みわ)やま(やま)の歌(巻一・十七~十九)

問題:十九番歌の和歌わか(わか)唱和しょうわ(しょうわ)する歌、おう(おう)じる歌、こた(こた)ふる歌)には、
こた(こた)ふる歌に(に)ず』(唱和する歌として似つかわしくない)
の注釈があり、長歌ちょうか(ちょうか)反歌はんか(はんか)とは無関係だと思われています。

解決:『三輪みわの(みわの)根麻呂ねまろ(ねまろ)』の仮説を提案し、いん(いん)の『しの(しの)ぶ文脈』を
導入します。長歌と反歌の、陰の意訳が重要な先導となります。
和歌に、陰の『三輪伝説の文脈、かつしの(しの)ぶ文脈』を追加し、
末尾の「『(せ)[古]は『姿すがた(すがた)』」とすることによって、
和歌が陽陰で明確に唱和します。つまり、
こた(こた)ふる歌に(に)ず』が否定され、明確に解決されます。
三首は陰に「(な)三輪みわの(みわの)根麻呂ねまろ(ねまろ)しの(しの)ぶ歌」であることを示します。


高市たけちの(たけちの)皇子みこ(みこ)三諸みもろ(みもろ)の歌(巻二・一五六)

問題:『已具耳矣 自得見監乍共』が難訓で、諸説があり、
混乱しています。当然、詳細な意訳は、ありません。

解決:人の死に際して「当たり前」の、「字義訓読」を示します。
「誤字の仮定」があり、『(い)』ではなく、『(き)』を使います。
目からうろこ(うろこ)の訓読で、今まで誰も言及げんきゅう(げんきゅう)しなかったのが不思議です。
訓読を読み下し文にするべく、『表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)』を使うと、
難訓部分は、「驚異的」な「多重」の掛詞になっていて、
十市とをちの(とをちの)皇女ひめみこ(ひめみこ)の自殺を示唆しさ(しさ)」しており、
慟哭どうこく(どうこく)の歌」であることが判明します。


持統ぢとう(ぢとう)天皇てんのう(てんのう)もゆる(もゆる)(ひ)むき(むき)(な)やま(やま)の歌(巻二・一六〇、一六一)

問題:『面智男雲』が難訓であり、歌の意味も「火を包んで袋に
入れる」で意味不明です。『向南山』にも定訓はありません。
『向南山』も『ほし(ほし)』も『つき(つき)も、真意が何なのか不明です。

解決:『(や)おも(おも)(ち)』は、天武てんむ(てんむ)天皇陵の『八角はっかく(はっかく)ふん(ふん)と仮定します。
むき(むき)(な)やま(やま)』は、『南向きの天皇陵』と仮定し、
天武天皇陵と草壁くさかべの(くさかべの)皇子みこ(みこ)岡宮おかのみや(おかのみや)天皇陵の、二つのみささぎ(みささぎ)とします。
もゆる(もゆる)(ひ)の歌は、『八角墳』に眠る天武天皇の成仏じょうぶつ(じょうぶつ)を願った歌です。
むき(むき)(な)やま(やま)の歌は、天武天皇を『星』に、草壁皇子を『月』にたと(たと)え、
二人の成仏を天皇陵の『雲』(れい(れい))に喩えた、別れの歌です。



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額田王の莫囂圓隣歌の試訓と意訳の提案

                  朝倉 慎一

目次

抄録
一、はじめに
二、原文の字の正しさ
三、先行研究の概観
四、通例の試訓と意訳への疑問
五、表意兼表音文字
六、試訓と意訳の提案
   ●歌のまとめ
七、考察
八、まとめ
九、終わりに


抄録

 万葉集巻一・九の額田王の難訓歌「莫囂圓隣歌」について、
恣意的な誤字仮定や義訓を排し、辞書に基づく客観的な試訓と全文意訳を提示する。
難訓部分は「表意兼表音文字」という掛詞的修辞法の導入によって解決した。
歌全体で明確に意味が通り、題詞に沿う意訳を得ることができた。
原文の正しさと意訳の妥当性を論証する。



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一、はじめに

 萬葉集の額田王の難訓歌、俗称で、莫囂圓隣歌ばくごうえんりんか(ばくごうえんりんか)(巻一・九)は、
訓に諸説[武田][NK]があり、まだ、定訓も全文の意訳も無い。
本稿は、試訓と、「明確で詳細」な意訳の「全文」を提案する。

 本稿は、恣意的な「誤字の仮定」や「義訓」をせず、
できるだけ「主観を排除」し、「客観性」を確保する。

 難訓部分には、掛詞が使われていることに気が付いた。
表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)』という掛詞を定義して、導入すると、
意訳は、「見事に、明確かつ詳細に」、掛けた意味が通る。
「全文」の意味は、「掛詞を展開した全て」という意味である。

 題詞『紀の温泉(ゆ)いでま(いでま)しし時に、額田王の作れる歌』の通り、
莫囂圓隣歌ばくごうえんりんか(ばくごうえんりんか)は、明確に、温泉の『湯気の文脈』になっていて、
有間ありまの(ありまの)皇子みこ(みこ)の亡き面影を湯気に映して、昇天を想う歌」
であることが判明する。

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二、原文の字の正しさ

三、先行研究の概観

四、通例の試訓と意訳への疑問

五、表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)

六、試訓と意訳の提案

七、考察

八、まとめ

九、終わりに

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中大兄の大和三山の歌の別解釈の提案

                  朝倉 慎一

目次
一、はじめに
二、大和三山の性別
三、通例の読み下し文の問題点
四、先行研究の概観
五、大和三山の長歌の解釈
   ●長歌の読み下し文と意訳
   ●長歌の要点
六、第一反歌の解釈
   ●第一反歌の読み下し文と意訳
   ●第一反歌の要点
七、第二反歌の解釈
   ●第二反歌の意訳
   ●第二反歌の読み下し文
   ●第二反歌の要点
八、三首の関係、萬葉集全体、三山の性別
九、考察
十、まとめ
十一、終わりに



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一、はじめに

 萬葉集の中大兄なかのおほえ(なかのおほえ)の大和三山の歌(巻一・十三~十五)について、
本稿は、三山の性別を歌以外の状況証拠から考察した後に、
通例の問題点を指摘し、それを解決する為に、別解釈を提案する。

 提案解釈は「原文を尊重」し、『高山』を、『かぐやま』ではなく、
素直に『たかやま』と読む。そこから「全て」が導かれる。

 「よう(よう)」は字義やおもて(おもて)の意味とし、「いん(いん)」は比喩やうら(うら)の意味とする。

 「『たか(たか)やま(やま)』は、陰に『天香具山を伴った天皇』」であり、
「三山の長歌は、陽に妻を、陰に天皇を争う歌」であると、
「論理的に導出」する。

 更に、今まで意味不明だった反歌に、明確な意味が通る解釈、
「第一反歌は称制の歌、第二反歌は即位の歌」が得られ、
「天智天皇の『皇位こうい(こうい)争覇そうは(そうは)』の物語」という明確な関係が判明する。
すなわち、『反歌に似ず』(反歌として似つかわしくない)の
左注が否定され、明確に解決される。

 これらの強力な根拠をもって、三山の性別は、
「香具山は女、畝傍山は男、耳成山も男」と結論する。

 歴史と符合する明確な歌の解釈、長歌と反歌の明確な関係、
三山の性別、および萬葉集全体での『たか(たか)やま(やま)』の読み下しの統一の、
「全てに『整合性』が有る結論」を得る。

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二、大和三山の性別

三、通例の読み下し文の問題点

四、先行研究の概観

五、大和三山の長歌の解釈

六、第一反歌の解釈

七、第二反歌の解釈

八、三首の関係、萬葉集全体、三山の性別

九、考察

十、まとめ

十一、終わりに

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額田王と井戸王の三輪山の歌の別解釈の提案

                  朝倉 慎一

目次
一、はじめに
二、三輪山の歌
三、歌への疑問
四、先行研究の概観
五、仮説の提案
六、長歌と反歌の解釈
七、和歌の解釈
   ●和歌の読み下し文と意訳
八、考察
  (一)和ふる歌に似ず』の左注の問題の解決
  (二)『伝説の文脈』
九、まとめ
十、終わりに



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一、はじめに

 額田王と井戸王ゐのへのおほきみ(ゐのへのおほきみ)三輪みわ(みわ)やま(やま)の歌(巻一・十七~十九)について、
本稿は、歌への疑問を述べ、仮説を立てて、別解釈を提案する。

よう(よう)」は字義やおもて(おもて)の意味とし、「いん(いん)」は比喩やうら(うら)の意味とする。

 最も重要な提案は、和歌の原文の末尾であり、
「『(せ)[古]は『姿すがた(すがた)』。陽に『山の姿』、陰に『(せ)』で『きみ(きみ)の姿』」。
 更に、次の仮説を立てて、陰の『しの(しの)ぶ文脈』を導入する。
「『三輪山』は、陰に『三輪みわの(みわの)根麻呂ねまろ(ねまろ)』で、井戸王の『(せ)』」。

 陽(陰)の意訳は、
  長歌「三輪山(消息不明の三輪みわの(みわの)根麻呂ねまろ(ねまろ))を、無情にも、
     雲は隠し続ける(私たちは忘れ去る)だろうか?」
  反歌「いや、きっと、隠し続け(忘れ去ら)ないだろう」
  和歌「目に焼き付いている、我が山(君)の姿よ」
となる。「忘れ去る対象」は、「三輪山(三輪根麻呂)」の二つ。
 和歌(唱和する歌)は、「三つの意味」の各々で、明確に
「唱和している」。つまり、『こた(こた)ふる歌に似ず』(唱和する歌
として似つかわしくない)の左注が否定され、明確に解決される。

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二、三輪山の歌

三、歌への疑問

四、先行研究の概観

五、仮説の提案

六、長歌と反歌の解釈

七、和歌の解釈

八、考察

九、まとめ

十、終わりに

                  三輪山の目次へ


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高市皇子の三諸の歌の試訓と意訳の提案

                  朝倉 慎一

目次
一、はじめに
二、原文の字の正しさ
三、先行研究の概観
四、三諸の歌の字義の訓読
五、表意兼表音文字
六、試訓と意訳の提案
   ●歌のまとめ
七、考察
八、まとめ
九、終わりに



                   三諸の目次へ

一、はじめに

 高市たけちの(たけちの)皇子みこ(みこ)の難訓歌、仮称で、三諸みもろ(みもろ)の歌(巻二・一五六)は、
訓に諸説があり[武田][NK]、まだ、定訓も、詳細な意訳も無い。
本稿は、試訓と、「明確で詳細」な意訳の「全文」を提案する。

 本稿は、恣意的な「義訓」をしない。「誤字の仮定」は『(き)
で、妥当な理由で採用する。できるだけ「客観性」を確保する。

 最初に、「字義の訓読」を提示する。非常に「状況に適切」な
訓読文ではあるが、五七調で読むには、訓が多過ぎる。そこで、
表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)』という掛詞を定義して、導入すると、
訓読の全てを包含したまま、五七調で読めるようになると共に、
意訳は「明確かつ詳細」に、「驚異的」な「多重」の意味が通る。
「全文」の意味は、「掛詞を展開した全て」という意味である。

 三諸の歌は、題詞『十市とをち(とをち)皇女ひめみこ(ひめみこ)かむさ(かむさ)りたまひし時』に沿って、
慟哭どうこく(どうこく)の歌」であり、
「十市皇女の自殺を示唆しさ(しさ)している」ことが判明する。

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二、原文の字の正しさ

三、先行研究の概観

四、三諸みもろ(みもろ)の歌の字義の訓読

五、表意ひょうい(ひょうい)けん(けん)表音ひょうおん(ひょうおん)文字もじ(もじ)

六、試訓と意訳の提案

七、考察

八、まとめ

九、終わりに

                   三諸の目次へ


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持統天皇の燃火と向南山の歌の試訓と意訳の提案

                  朝倉 慎一

目次
一、はじめに
二、原文の字の正しさ
三、先行研究の概観
  (一)燃火の歌
  (二)向南山の歌
四、三諸の歌の字義の訓読
五、燃火の歌の試訓と意訳の提案
   ●燃火の歌のまとめ
六、燃火の歌の考察
七、向南山の歌の試訓と意訳の提案
   ●向南山の歌のまとめ
八、向南山の歌の考察
九、まとめ
  (一)燃火の歌
  (二)向南山の歌
  (三)全体的に
十、終わりに



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一、はじめに

 持統天皇の難訓歌、仮称で、もゆる(もゆる)(ひ)の歌(巻二・一六〇)と、
むき(むき)(な)やま(やま)の歌(巻二・一六一)は、訓に諸説があり[武田][NK]
今も定訓は無く、詳細な意訳はまだ無い。
本稿は、試訓と、「明確で詳細」な意訳を提案する。

 本稿は、恣意的な「誤字の仮定」や「義訓」をしない。しかし
一方で、語句の仮定が多いので、仮定をする場合には明言する。
仮定には、根拠を示すことによって妥当性を与え、できるだけ
「主観を排除」し、「客観性」を確保する。

 二つの歌は、どちらも、『天皇陵』を舞台にして、
題詞『かむあが(かむあが)り』に沿った『成仏じょうぶつ(じょうぶつ)の文脈』になっている。
 もゆる(もゆる)(ひ)の歌は、八角はっかく(はっかく)ふん(ふん)に眠る天武天皇の成仏を願った歌であり、
むき(むき)(な)やま(やま)の歌は、天武天皇を『星』に、草壁皇子を『月』にたと(たと)え、
二人の成仏を二つのみささぎ(みささぎ)の『雲』に喩えた「別れの歌」であること
が判明する。

                 燃火、向南の目次へ

二、原文の字の正しさ

三、先行研究の概観

四、通例の燃火の歌への疑問

五、もゆる(もゆる)(ひ)の歌の試訓と意訳の提案

六、もゆる(もゆる)(ひ)の歌の考察

七、むき(むき)(な)やま(やま)の歌の試訓と意訳の提案

八、むき(むき)(な)やま(やま)の歌の考察

九、まとめ

十、終わりに

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【参考文献】


あとがき


著者略歴


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奥付

書名:万葉集難訓歌を明快に解く!
著者:朝倉 慎一

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0.12026 5 1
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底本

書名 :万葉集難訓歌を明快に解く!
著者 :朝倉慎一
発行所:銀河書籍、発売元:星雲社
発行日:20251021日 初版第1
© Shin'ichi ASAKURA 2025 Printed in Japan
ISBN:978-4-434-36742-7 , C0192
NCID:BD13589490(CiNii Books)

万葉集難訓歌を明快に解く! 公式サイト

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